世界のデザインと、暮らしの中の光。Maison&ObjetとKERADOM FLOW
更新 2026.10.06
パリで出会った、心惹かれる色や素材、空間のアイデア。 世界のデザインを眺めながら、自分の暮らしに取り入れたい「好き」のヒントを探してみませんか。
朝、洗面台の前に立ったとき、壁に落ちる光に目が留まる。見慣れたはずの色や模様が、昨日とは少し違って見える。インテリアを楽しむきっかけは、そんな日常の中にもあります。
Instagramでは、パリの展示会「Maison&Objet」を訪れた様子と、イタリア・KERADOMのタイル「FLOW」をリールでご紹介しました。
世界のさまざまなデザインに触れることと、自宅の一角を考えること。今回は二つの投稿から、ものの選び方と、光や素材を楽しむ暮らしについて考えてみます。

パリで出会う、暮らしのさまざまなかたち
2026年9月10日〜14日、フランス・パリで開催された「Maison&Objet Paris 2026」へ、mano a maniとして視察に訪れました。
会場には、インテリアやデザイン、クラフト、ライフスタイルなど、世界各国のブランドや新しいアイデアが集まっていました。
展示会の映像を見るときは、気になるものを一つ見つけるところから。家具の形、色の取り合わせ、素材の表情。何に目が留まったのかを考えると、自分が好きな空間の手がかりにもなります。
視察で出会ったブランドや素材、デザインのアイデアについては、これからSNSとJOURNALで少しずつお届けしていきます。
気になる景色を、自分の部屋に重ねてみる
素敵だと感じる空間を、そのまま自宅に再現するのは難しいかもしれません。それでも、惹かれた理由を一つずつ見ていくと、暮らしに取り入れたい要素が見えてきます。
木と白の組み合わせが好きなのか。落ち着いた色の中にある、ひとつの鮮やかな色に惹かれるのか。あるいは、光によって生まれるやわらかな影が心地よいのか。
今ある家具や、普段その場所で過ごす時間を思い浮かべながら眺めてみる。遠くの展示会やInstagramで出会った景色も、そうして少しずつ自分の暮らしに近づいていきます。
同じ色の中に、模様と奥行きをつくる
マスタード色のKERADOM「FLOW」。無地と曲線のレリーフを組み合わせた洗面空間

そんな素材の楽しみ方の一つとして、mano a maniで取り扱うKERADOMの「FLOW」をご紹介します。
FLOWは125mm角のスクエアタイル。シンプルな無地と、繊細なレリーフのあるデザインを組み合わせることで、壁面に変化をつけられます。
リールに登場するマスタード色の洗面空間では、丸い鏡のまわりに、直線や曲線の模様が広がっています。同じ色でまとまっていても、凹凸のある部分には陰影が生まれ、無地の部分とは違う表情を見せています。
白い鏡や洗面ボウル、木の家具と並ぶことで、タイルの色や線も引き立ちます。色の数だけでなく、表面の模様や質感にも目を向けると、壁を考える楽しさが広がります。
先週は、9月21日〜25日にイタリア・ボローニャで開催されたセラミックタイルの国際見本市を訪れ、KERADOM社のブースも視察しました。会場で出会った素材や印象に残ったデザインについても、これから少しずつご紹介していきます。
光の入り方から、壁を考える
KERADOM「FLOW REEL MAT」。4枚を組み合わせた曲線のレリーフに、光が陰影をつくります。

レリーフのあるタイルは、表面の凹凸に光が当たることで影ができます。正面から見るときと斜めから見るとき、窓の光で見るときと照明をつけたときでは、目に留まる線や影も変わります。
自宅に取り入れるなら、まずはその壁にどこから光が当たるかを見てみてください。朝に使う洗面室なのか、夕方からゆっくり過ごすリビングなのか。使う時間を思い浮かべると、確かめたい光の条件も変わります。
写真で好きだと思った色も、周囲の家具や照明と一緒に見ると印象が変わることがあります。可能であればサンプルを使い、取り入れたい場所で、昼と夜の見え方を比べてみると選びやすくなります。
いつもの場所に、眺める楽しみを
世界のデザインに触れることは、自分の好きなものを見つけるきっかけに。素材の色や凹凸を知ることは、毎日過ごす場所を見直すきっかけになります。
今回の二つのリールも、気になった場面で立ち止まりながら、ゆっくり眺めてみてください。好きな色、組み合わせてみたい素材、光がきれいに見える場所。ひとつ見つかるだけでも、いつもの部屋を見る目が少し変わるかもしれません。
タイルをご検討の際は、使いたい場所や施工条件に合うかを商品ページで確認し、施工を依頼する方ともご相談ください。
mano a mani JOURNALでは、これからも写真や短い動画の先にある、ものと暮らしのお話をお届けしていきます。