毎日使う場所に、好きなものをひとつ
更新 2026.10.06
キッチンで腰掛ける一席にも、手を洗う洗面台にも、自分らしさを。木とスチールのスツール、青い絵柄の洗面ボウルをご紹介しながら、日々使うものを「好き」で選ぶ楽しみをお届けします。
朝、キッチンでコーヒーを飲む。帰宅して、洗面台で手を洗う。毎日の中で何度も繰り返す、短い時間があります。
その場所に、自分が好きだと思えるものが一つある。座面の木目や、器に描かれた青い模様にふと目が留まる。それだけでも、いつもの時間の感じ方が少し変わるかもしれません。
部屋全体を変えなくても、日々使うものを一つ選ぶことから、自分らしい空間づくりは始められます。木とスチールを組み合わせたTIPTOEのスツールと、繊細な青い絵柄が広がるBATHCOの洗面ボウル。毎日使う場所に、お気に入りを迎える楽しみをご紹介します。
キッチンに、ひと息つける一席を
木の座面とスチールの脚を組み合わせた、TIPTOEのスツール。

キッチンカウンターは、料理を用意するだけでなく、朝食をとったり、家族と会話をしたりする場所にもなります。そこに腰掛ける場所があると、立ったまま済ませていた時間にも、少し余裕が生まれそうです。
フランス発の家具ブランド、TIPTOEのスツールは、無垢オーク材の座面とスチールの脚を組み合わせたデザイン。丸い座面とすっきり伸びる脚が、軽やかな印象をつくっています。
木の表情を楽しめる座面に、輪郭のはっきりしたスチールの脚。異なる素材が組み合わさることで、温かみと端正さの両方が感じられます。装飾を重ねず、素材や形そのものを楽しめる一脚です。
朝のコーヒーを飲むために座る。料理をしている人のそばで、今日の出来事を話す。カウンターの前に置かれたスツールから、そこで過ごす時間を思い浮かべてみてください。
家具を選ぶとき、「どこに置くか」と一緒に「そこで何をしたいか」を考えると、自分の暮らしに必要な一席が見えてきます。
好きな形を、使いやすい高さで
見た目に惹かれた家具を、毎日心地よく使うためには、寸法の確認も大切です。
今回ご紹介するTIPTOEのスツールは、高さ66cm、座面の直径30cm。商品ページでは、高さ90cm前後の天板との組み合わせを目安としてご案内しています。
ご自宅に取り入れる際は、カウンターの高さだけでなく、天板の下に脚を入れる余裕や、スツールを引くためのスペースも確かめてみてください。同じ高さのカウンターでも、天板の厚みや収納の位置によって、座ったときの使い勝手は変わります。
好きな形であることと、普段の動作に合うこと。その両方を確かめながら選ぶことで、眺めるだけでなく、自然と座りたくなる場所に近づいていきます。
▶ TIPTOE LOU MI H66cm Tinted Oakの商品ページを見る
手を洗うたびに、目に留まる青い絵柄
石目の壁とブラックのカウンター、木のキャビネットに合わせたBATHCO「WADI」。

洗面台も、毎日の中で繰り返し使う場所の一つです。朝の支度や帰宅後の手洗い。長く滞在する場所ではなくても、目に入るものの印象は、日々少しずつ積み重なっていきます。
スペインのBATHCOによる「WADI TVW-BA00452」は、内側にブルーのトワル・ド・ジュイ柄をあしらった陶器製の洗面ボウルです。
花や枝のあいだに描かれた鳥の姿。上からのぞくと、細かな絵柄が広がっています。一方、外側はマットな縦リブのある仕上げで、横から見たときには凹凸の表情が目に入ります。
内側の絵柄と、外側の質感。一つのボウルに異なる見どころがあるため、離れて見たときと、手を洗うために近づいたときで印象が変わります。
水を使うための設備としてだけでなく、好きな器を選ぶように洗面ボウルを見る。そんな選び方も、毎日使う場所に自分らしさを取り入れる方法です。
お気に入りが引き立つ、周囲との組み合わせ
ボウルの内側に広がる、花や枝、鳥を描いた繊細な青い絵柄。

ご紹介している洗面空間では、WADIを石目の壁、ブラックのカウンター、オークのキャビネットと組み合わせています。
落ち着いた色合いの中で、ボウルに描かれた青い模様がアクセントに。黒いカウンターが輪郭を引き立て、木のキャビネットが空間に温かみを添えています。
柄のあるものを取り入れるときは、その一品だけでなく、隣にある素材との関係にも目を向けてみてください。壁やカウンターを落ち着いた色でまとめると、細かな絵柄をゆっくり楽しめます。
反対に、柄や色を重ねて楽しみたい場合も、まずは中心にしたいものを一つ決めると、組み合わせを考えやすくなります。何を一番眺めたいのか。その気持ちを出発点に、周囲の素材を選んでみるのもよいかもしれません。
WADI TVW-BA00452は、直径360mm、高さ120mm。設置をご検討の際は、水栓や排水金具、カウンターとの適合、取り付け後の使いやすさについて、施工を依頼する方とご確認ください。
▶ BATHCO WADI TVW-BA00452の商品ページを見る
日々使うものを、「好き」で選ぶ
家具や設備を選ぶとき、寸法や機能、価格は欠かせない条件です。そのうえで、「この木の表情が好き」「この青い絵柄を毎日見たい」という気持ちも、大切な選ぶ理由になります。
すべてを一度にそろえる必要はありません。朝に腰掛ける場所、帰宅して手を洗う場所。まずは、よく使う一角から思い浮かべてみてください。
そこでどんな時間を過ごしたいか。何が目に入るとうれしいか。毎日の小さな動作に重ねて考えると、写真で見ていた家具や洗面ボウルが、少しずつ自分の暮らしに近づいてきます。
使うためのものに、眺める楽しみもある。そんなお気に入りを一つずつ迎えることが、自分らしい空間を育てていくのかもしれません。
mano a mani JOURNALでは、これからも、ものと暮らしのお話をお届けしていきます。
